試験本番で”ど忘れ”をする人に足りないものとは?
記憶は「覚える」以外に
もう一つの大事な要素がある
こんにちは。
PSYLINKSのだいきです。
今日は、一般的に「記憶」と言われる
メカニズムについてお話します。
最初に聞いておきたいのですが、
あなたは「記憶=覚えること」と
思ってはいませんか?
実は、その答えでは
「30%の部分点」しか上げられません。
いや、むしろ勉強に必須の
「記憶術」という意味で言うと
10%ほどしか理解していないと
言わざるを得ないでしょう。
すみません。
あなたを馬鹿にしているわけではないのです。
ですが、今日は記憶に関して
「覚える」以外の視点から
解説をしていこうと思います。
「記憶」というものに関して
これからお話することを知らないと
例え、百科事典の隅から隅まで
暗記をしたとしても、
あなたの知識レベルは変わりません。
何故なら、記憶というものは
「覚える」だけでは意味がないからです。
そう、今日のテーマは
「覚えたことを思い出す力」です。
つまり、いくらインプットをしても
それをアウトプットできなければ
「知らない」ことと同義なわけです。
今日はこういった記憶を
「思い出す力」について
色々とお話をしていきます。
頑張って暗記をしているのに
テスト本番になぜかど忘れする…
そんなあなたに足りないのは、
「思い出す力」なのかもしれません。
記憶は2つの要素で構成される
では、改めて記憶の基本的な
メカニズムから見ていきましょう。
記憶には2つの要素があります。
1つは、私たちにも馴染み深い
「覚える」という要素。
そして、勉強において非常に
大切であるにも関わらず、
ほとんど語られないのが
「検索」という要素です。
「覚える」要素に関しては、
こちらの記事で解説しているので
効率的な「覚え方」を知りたい人は
こちらの記事をまずご覧ください。
学習心理学の視点で見る「効率的な覚え方」
↓↓↓↓↓
記憶は「忘れる」と強化される!?
”レミニセンス”を上手に使おう!
↓↓↓↓↓
そして、「記憶」に関して、
勉強やテストなどで重要となるのが
「検索」という要素なのです。
検索というと少し難しそうですが、
要は「覚えたことを思い出す力」と
イメージすると分かりやすいでしょう。
例えば、ど忘れをした経験って
あなたにもあるのではないでしょうか?
これってよく考えると
ちょっと面白いですよね。
忘れているにもかかわらず
頭では「分かっているんだけど…」という
矛盾した状態にあるわけです。
そう、つまり覚えた情報は
それを思い出すことが出来て
「初めて」使いこなせるのです。
「検索の力」を鍛えるには?
恐らく、記憶に「検索」という
システムがあるという話自体
初めて耳にしたのではないでしょうか?
ですが、この「検索」の重要性は
少し考えると誰でも分かります。
分かりやすくするために
ざっくりとした例を挙げてみます。
例えば、100の知識がある人が
1しか検索できなかったら、
結局その人は「1しか知らない」
のと同じことですよね。
逆に10の知識しかなくても
10の検索ができるならば
その人は「10を知っている」と
言ってよいでしょう。
つまり、ただ単に自己満足で
暗記をするだけなら話は別ですが、
テストや情報発信などのために
勉強をしているのであれば、
「検索力」を鍛えることが
必要不可欠というわけです。
記憶に関する認識を改めよう
では、具体的に「検索力」を
鍛えるためにはどうすれば良いのか?
という話に入っていこうと思いますが、
話が長くなってしまいますので、
具体的な方法は別の記事でお話します。
今日の話は、勉強を進めるうえで
『非常に』大事な部分になります。
試験本番で
「あれ~、覚えてたはずなのに…」
という失敗を犯したくないのであれば、
この記事をもう1度繰り返し読んでください。
私自身、この考え方を知ってから
「暗記」に関する苦手意識が
一気に解消したことを
最後に付け加えておきます。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。