睡眠を快適にするアルコールとの付き合い方とは?
お酒を飲むと寝つきが良い
というのは本当でした!が…
こんにちは。
PSYLINKSのだいきです。
今日の記事は、
アルコールと睡眠の関係
についてお話していきます。
まず、最初に
飲酒が睡眠に及ぼす影響として、
あなたはどんなイメージを
持っているでしょうか?
少しお酒を飲むと寝つきが良い
という人もいれば、
お酒を飲むと寝ても疲れが取れない
と思っている人もいることでしょう。
そこで、今回は
飲酒が睡眠に及ぼす影響を
脳科学的な観点から
検証してみようと思います。
今回の話を読むことで、
・学習に悪影響を及ぼすような
睡眠の質の低下を防ぐ
アルコールの取り方
・飲酒が睡眠に与える
科学的根拠のある影響
・お酒が大好きな人が
絶対に知っておきたい快眠戦略
といった内容を知ることが出来ます。
睡眠の質を高めて
勉強の生産性を上げたい。
でも、お酒は大好き!と言う方は
必見の内容ですよ!
「お酒が睡眠を促す」
というのは本当なのか?
では、まず一部の人が熱烈に
支持する都市伝説である
「お酒を飲むと寝つきが良くなる」
という説について
解説していきます。
はっきり言っておくと、
この言い伝えは事実です。
確かに、アルコールを摂取すると
眠りに入りやすくなることが
脳科学研究によって判明しています。
※難しい話が面倒な人は、
=内の部分は読み飛ばしてください。
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このメカニズムを
簡単に説明すると、
アルコールを摂取すると、
脳内のグルタミン酸という物質を使って
γ-アミノ酪酸(GABA)という
神経伝達物質が分泌されます。
このGABAの作用によって、
リラックスや鎮静作用が働き
寝つきが良くなるというわけです。
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つまり、
飲酒が睡眠を助けるというのは
正しいということになります。
ですが、実はここには
とんでもない落とし穴がありました…
飲酒が快眠をぶち壊す!?
ここまでは、飲酒によって
寝つきがよくなることが
脳科学的に証明されたという
お話をしてきました。
この話を読んで、
あなたはもしかしたら
このように考えるかもしれません。
「なるほど!だったら、
寝る前にはお酒を飲もう」と。
ですが、もしあなたが本当に
「よく寝た~!」と思える睡眠を
取りたいと思っているなら、
これからお話することも
読んだうえで慎重に
結論を出してみて下さい…
なぜなら、残念なことに
「アルコールを摂取すると、
睡眠の質が劇的に下がる」ことが
明らかになっているのですから。
※少し難しい話をするので、
結論だけ知りたい方は、
=内の文章は読み飛ばしてください。
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先ほど、アルコールを摂取すると
グルタミン酸が減少して、
GABAが増えるというお話をしました。
しかし、実は
飲酒から3時間ほど経過すると、
このグルタミン酸とGABAの量が
逆転することが分かっています。
このせいで、睡眠中の
中途覚醒(途中で目が覚めること)が
頻繁に起こるようになります。
要は、眠りが浅くなってしまうのです。
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つまり、ここまでの話をまとめると
お酒を飲んでから睡眠に入ると
最初はすぐに眠れるものの、
途中で何度も目が覚めてしまい
結果的に睡眠の質が下がる
ということになります。
たくさん寝たはずなのに
なぜか寝た気がしない…
「寝た気がしない…」
よく、こういう感想を持つ人がいます。
それはもしかしたら、
寝る前にお酒を飲んでいることが
原因なのかもしれません。
先ほど、
アルコールが睡眠の質を
低下させるメカニズムのところで
お話したように、
アルコールによる覚醒作用は、
飲酒後3時間ほど経過した
タイミングで起こります。
なので、就寝時間の3時間以内には
飲酒を控えるようにするだけで
あなたの睡眠の質はグッと
向上すること間違いなしです。
なので、
・睡眠の質を高めて、日々の疲れや
ストレスを解消したい!
・1日中すっきりとした頭で
勉強に取り掛かりたい
・4時間くらいの短時間睡眠で
疲れを回復する方法を身に付けたい
と思っている人は、
睡眠3時間以内の飲酒を
避けるようにしてみて下さい。
睡眠前禁酒の第一歩
とは言っても、いきなり
飲酒の時間を制限するのは
難しいと思います。
なので、まずは今すぐに
出来るところからやってみましょう。
例えば、
紙に「就寝前の飲酒は×」と書いて
目に入るところに貼っておく。
というのはどうでしょう?
善は急げです。
是非、実践してみて下さいね!
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。