自覚無しに頭の回転が鈍る!?予想以上の睡眠の悪影響
あまり眠っていないけど
頭がスッキリしている!!
…残念、それは勘違いです。
こんにちは。
PSYLINKSのだいきです。
今日は、頭がスッキリする
睡眠時間の目安についてお話します。
とはいったものの、
基本的に適正睡眠時間は
人によって大きく異なることが
最近の研究で分かってきています。
詳しくはこちらの記事を
読んでみて下さい。
しかし、一方で
「一定の睡眠時間を下回ると
脳のパフォーマンスが落ちる」
という研究もおこなわれています。
そこで、今日はこの「最低睡眠時間」
についての研究を通して、
脳のパフォーマンスを維持するために
必要な睡眠時間をご紹介します。
今日の研究結果の面白いところは
「ある一定の睡眠時間を下回ると
自分では調子が良いと思っているのに
実は勉強などの生産性が落ちている」
という結果を示していることなんです。
つまり、自分の中では
今日はよく寝た!と思っていても
意外と、生産性が向上しない
なんて可能性もあるわけです…
なので、自分の生産性を”本当”に
向上させて勉強に取り組みたいなら
今日の話をスルーするのは愚かです。
自分の感性だけに従って
今日は頭が回る!と勘違いしながら
勉強に取り組みたいなら
話は別なのですが…
ですが、科学的見地に基づいた
効果が実証されている効率的な
勉強を身に付けたいと思うなら、
今日の話は最後まで読んでみて下さい。
こんな実験があります
さて、睡眠時間と生産性に関して
アメリカの研究チームが行った
研究にこのような事例があります。
まず、この研究グループは
実験参加者を3つのグループに分け、
1、睡眠時間3~5時間
2、睡眠時間5~7時間
3、睡眠時間7時間以上
それぞれに簡単な反応を試すテストを
してもらった結果、
1のグループでは平常時に比べて
反応が遅くなっていたのに加えて
自分自身も反応が遅くなっていることを
自覚していることが分かりました。
実際:反応低下
自覚:反応低下
また、3のグループでは
平常時と比べても反応が有意に
下がることはありませんでした。
つまり、しっかりと頭の回転が
適正に持続出来ている状態ということです。
実際:いつも通り
自覚:いつも通り
ここまではおそらくあなたの
想像通りの結果だと思います。
しかし、この実験で注目するべきは
睡眠時間が5~7時間だった
2のグループの結果なのです!
なんと、この2のグループの人は
テストの結果では反応が遅くなっていたのに
自分自身では反応が遅くなっている
という自覚が無いことが分かったのです。
実際:反応低下
自覚:いつも通り
つまり、自分では頭がスッキリしている
と思っているのに対して、
実際のパフォーマンスは低下している
という状態になっていたことになります。
この研究が導き出した
適正睡眠時間は…
この研究から得られる教訓は
「睡眠時間が7時間を切ると
頭の回転が鈍くなってしまう」
ということです。
また、もう一つの側面として
睡眠時間が5~7時間の人の場合
「自分では気づかないうちに
頭が働かなくなっている」
ということも示されました。
冒頭でもお話した通り
人により適正睡眠時間は違うので、
この研究を通して
一概に適正睡眠時間を決めるのは
早計ということになるのでしょう。
しかし、やはり人にとっては
ある程度の睡眠時間を確保した方が
様々なメリットがあるのだと思います。
せっかくならば
7時間を基準にしてみよう
結論として、もしも普段の勉強を
もっと効率的に行いたいと思うなら
「7時間以上の睡眠」を
心がけてみると良いでしょう。
もしも、それでも勉強の生産性が
上らないと感じたのであれば
また、睡眠時間をいつも通りに
戻せばいいだけなのですから。
また、これは私個人の主観なので
参考程度に聞いてほしいのですが、
色々な睡眠時間を試してみた結果
やはり7時間以上の睡眠をとった日は
仕事の生産性が圧倒的に向上しました。
あたまがスッキリした状態が
1日中続くので、勉強も楽しみながら
どんどんやり進めることが出来ます。
もしも、このブログを通して
勉強を効率的に行うための睡眠に
興味を持ったのであれば、
まずは「7時間以上」から始めてみましょう。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。