勉強の勉強法~エビデンスベースドラーニング~

「科学的見地に基づく」勉強法の勉強法をご紹介します。

ポジティブな感情は「科学的」に勉強の効率を高めるか?

ポジティブ思考が都市伝説の可能性…

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んにちは。

PSYLINKSのだいきです。

 

 

今日は、世間でよく言われている

「ポジティブ思考」が果たして本当に

勉強や仕事の生産性を高めるのか

についてじっくりと検証をしていきます。

 

あなたを始めとして、ほとんどの人は

ネガティブよりもポジティブの方が良い

と思っていることでしょう。

 

でも、このような質問をされたら

あなたはどう答えるでしょうか?

 

「なぜ、ネガティブよりも

ポジティブの方が良いと思うの?」

 

 

この質問に理路整然と

科学的根拠を示して答えられる人

世の中には果たしてどれだけいるのでしょう?

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恐らく、ほとんどいないはずです。

 

偉そうにポジティブ思考の

良さを雄弁に語る人ほど、

えてして、その科学的根拠を知らない

 

これが現状でしょう。

 

 

そこで、今回はポジティブ思考が

生産性に与える影響科学的

あなたにお伝えして行こうと思います。

 

今回の話は、アメリカ心理学会(APA)会長

マーティン・セリグマンが創設した

ポジティブ心理学の分野から

お話をしていきます。

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このポジティブ思考が

生産性に及ぼす影響を理解することで、

 

特別な方法など全く使わず

あなたの心のスイッチ1つで

常にMAXの集中力を身に付けることも

簡単にできるようになります。

 

・もっと勉強に集中したい

・テスト中に時間に余裕を持ちたい

・一瞬でひらめきが浮かぶ発想力を

努力しないで手に入れたい

 

というあなたにとって、

知らないと大損な内容なので、

最後まで読み込んでみてください。

 

 

ポジティブVSネガティブ

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まずは、トロント大学で行われた

気分と脳の活動に関しての実験

ご紹介しよう。

 

この実験では被験者を

2つのグループに分けて行われます。

 

一方には、ポジティブ感情

思い浮かぶように介入を行い、

もう片方では、ネガティブな感情

思い浮かぶような介入を行いました。

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その後、両グループに同じ絵を

何枚か見てもらったところ…

 

その結果、

ネガティブな介入を受けたグループは

絵に移っている物を全て覚えることが

出来なかったのに対し、

 

ポジティブ介入を受けたグループは、

その絵の背景などを含め

目に移ったもの全てを覚えていたのです。

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つまり、

 

・ネガティブな状態では、

視野が狭くなり、脳の処理が遅くなる。

・ポジティブな状態では、

幅広い視野と迅速な脳処理ができる

 

ということが分かったのです。

 

 

フレドリクソンの「拡張ー形成理論」

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ここであなたに知ってほしいのが

フレドリクソン「拡張ー形成理論」

というものです。

 

とは言っても、おそらく今まで

耳にしたことがない言葉だと思うので、

これによく似た言葉から話を始めましょう。

 

それは、

「闘争―逃走反応」です。

 

こちらは、何度か聞いたことが

ある言葉なのではないでしょうか?

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闘争ー逃走反応で分かりやすいのが、

あなたの目の前に突然、

刃物を持った男が現れた時でしょう。

 

この時、あなたの身体は、

目の前の脅威から逃れるために

生命維持に関係のない機能を停止して

生き残るための機能だけに特化します。

 

つまり、

出血を抑えるために血管が収縮し、

素早く行動するために心拍数が上がる

 

相手の行動をしっかり見るために

視野を狭めて相手に焦点を集中させる

 

痛みに耐えるために脳にアドレナリンが

分泌して、興奮状態になる。

 

といった反応が起こります。

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その結果、その脅威に立ち向かったり

その場から逃げ出せる確率が高まるわけです。

 

 

そして、この闘争ー逃走反応というのは、

ストレスを感じたときに生じる

身体変化の反応なのです。

 

つまり、ストレスを抱えやすい

=ネガティブな状態では、

脳は発想力を失い、視野が狭まってしまう

ということになってしまうのです。

 

 

ポジティブは視野を広げ、発想を豊かにする

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前述した闘争ー逃走反応の真逆。

 

それが、フレドリクソンの

「拡張ー形成理論」です。

 

つまり、ポジティブな状態になると、

脳内でドーパミンセロトニンといった

いわゆる「幸福物質」が生成されます。

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これらは、私たちに幸福感をもたらしますが

それだけではなく、脳の学習機能を司る部位を

活性化させることが分かっています。

 

つまり、ポジティブな思考が

学習効率を高めるという話は、

単なる思い込みではなく

脳科学的に裏付けのある内容なのです。

 

 

ポジティブな人ほど頭が良い

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結論として、勉強中は

出来るだけポジティブに取り組んだ方が

学習効率が良いということは

「科学的に正しい内容」ということです。

 

今回の話は長くなってしまうので、

具体的にポジティブ思考を身に付ける

方法に関しては、別の記事でお話します。

 

(むしろ、このポジティブ思考を

身に付ける方法を知りたいという

あなたの望みは理解しているつもりです。)

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今回は、少し専門的な内容もあるので

少し読みにくかったかもしれません。

 

ですが、今回の記事を読むことであなたに

「ポジティブ=学習効率が良い」という

真実だけでも知ってもらえたら

この記事は役に立ったということですね。

 

 

是非、今日からは、

ワクワクしたポジティブ気分で

勉強に取り組んでみてください。

 

 

最後まで読んでいただき

ありがとうございました。

 

 

追伸

※勉強に関して、

「こんな内容を記事にしてほしい」

といったリクエストがありましたら、

お気軽にコメントしてください!

 

いつも、今日はどんな記事を書こうか

悩んでいたりもするので、

是非参考にさせていただきたいと思います!